最終公判
この頃忙しく、更新が遅れてすいませんでした。他の犯罪についても傍聴してきたので、時間があるときに書いていきます。
それではいよいよ最終公判になります。
現在の求刑は3年6ヶ月です。
前の記事でも書いた通り、執行猶予をつけるためには3年以内でないと付けられません。
検察側としては
刑務所に入るべきだ
と言っていることになります。
弁護側はあくまでも本人が反省していることと、両親が今後の面倒を見ることなど犯行の動機やキッカケに酌むべき事情があるので
執行猶予付き判決
を争っている裁判になります。
裁判官が入場し全員着席しました。
そこで思ったのは、1回目の公判よりも傍聴の人数が少ないことです。
1回目はほぼ満員だったのにもかかわらず、最終公判は半分程度の傍聴人でした。
これは日本に置ける司法が世界と比べてかなり劣っている証拠です。
日本では逮捕された時点で犯罪者扱いされ、知りもしない人にデタラメな情報を書き込まれ晒されて、ネット私刑となります。
しかし本来は有罪判決後に犯罪者になるわけですし、逮捕容疑と違う罪名で起訴されるなんてザラにある事なのにおかしな話です。
その他の世界各国では、有罪判決後に報道されるみたいなのですが、まだまだ日本の制度や民度は時代遅れでありつくづく嫌になります。
話が逸れましたが、本題へ
被告人が証言台の前に立ちました。
裁判官
被告人、最後に何か言いたいことはありますか?
被告人
※長いため端折ります。反省の弁を話していました。
裁判官
それでは判決を言い渡します。
主文
被告人を懲役3年の刑に処す。
本刑の確定から5年間その刑の執行を猶予する。
※以下端折ります
と、執行猶予判決になりました。
間を開けたのは、裁判官が本当に間をあけたので真似してみました。体感時間は10分くらいに感じました。
実際は5秒くらいだと思いますが、本当に長く感じました。
今回の刑は
懲役3年執行猶予5年
です。
警察官で犯罪をしたら必ず刑務所に行くというイメージがあったのですが、そういう事は無いようですね。
まあこの被告人がもし一般の人であった場合は、執行猶予が濃厚な内容であったので、かなり重い判決であったとは思いますが。
以上で裁判は終わりました。
ちなみにこの被告人を取材しようと申し込んだところ、
今は無理です。
との回答を得たので進歩があったと思います。担当の弁護士さんの名刺をもらったので申し込みを今後もしていこうと思います。
最後にここまで読んでいただきありがとうございました。
私自身として、犯罪者の人権を考え、その家族や周りの人たちの不安を取り除くことをコンセプトとしています。
被害者の方には見苦しい記事かもしれませんが、今の日本では、自分より立場の弱い叩きやすい人(犯罪者など)を見下し晒す事で、自分は正義の味方だという自尊心を保っている人たちが多くいます。
正直そんな人達はクソ喰らえと思っていますので、そんな人たちから守るために少しでも参考になればと思いこれからも更新していこうと思っています。